旦那サマとは打算結婚のはずでしたが。
夢を現実に
翌朝目覚めると、自分の目前には、静かな寝息を漏らして眠る旦那様の顔があった。
スーッと伸びた鼻筋とたっぷりの睫毛、唇の端はきゅっと閉め、胸板を上下させながら深い寝息を立ててる。
その姿を見ながら昨夜のことを思い出し、もじ…っと体をくねらせて相手の顔を見つめ直した。
彼はとても優しく私を扱ってくれた。
甘いキスを全身に落として褒め言葉を何度も囁き、自分よりも私のことを大切にしながら、初めての経験を満足させてくれた。
私は途中から何だか自分がもどかしくなり、初めてだと言うのに、「もっと…」と強請るような気持ちになってしまって___。
(もう…っ、絶対に引かれたよね……)
思い出すと顔から火が出そうな気分がする。
こんな風に最初から絶頂を味わってしまい、この先大丈夫なのか…って気もしてくる。
(こんなこと朝から考えるなんておかしい。早く起きて、気分直しに散歩でも行こう!)
ベッドを降りようとして足先を外へ向ける。だけど、背中から彼に抱き竦められてしまい、ビクッとすると同時にドキン!と心臓が跳ね上がった。
スーッと伸びた鼻筋とたっぷりの睫毛、唇の端はきゅっと閉め、胸板を上下させながら深い寝息を立ててる。
その姿を見ながら昨夜のことを思い出し、もじ…っと体をくねらせて相手の顔を見つめ直した。
彼はとても優しく私を扱ってくれた。
甘いキスを全身に落として褒め言葉を何度も囁き、自分よりも私のことを大切にしながら、初めての経験を満足させてくれた。
私は途中から何だか自分がもどかしくなり、初めてだと言うのに、「もっと…」と強請るような気持ちになってしまって___。
(もう…っ、絶対に引かれたよね……)
思い出すと顔から火が出そうな気分がする。
こんな風に最初から絶頂を味わってしまい、この先大丈夫なのか…って気もしてくる。
(こんなこと朝から考えるなんておかしい。早く起きて、気分直しに散歩でも行こう!)
ベッドを降りようとして足先を外へ向ける。だけど、背中から彼に抱き竦められてしまい、ビクッとすると同時にドキン!と心臓が跳ね上がった。