旦那サマとは打算結婚のはずでしたが。
「こんな優良物件、他にはないよ!」
気を取り直したように太鼓判を押す彼女を見つめ、ポカンと大きな口が開いた。
「お見合いしなさい!直ぐにでも!」
絶対に逃したら駄目だと言い張る彼女は、自分があと二十歳若かったら…と残念がってる。
「ほら、桂くんもあー言ってるし、会うだけ会ってみればどうだい?」
私にその気があれば彼にはいつでも連絡可能だよ…と言う社長に、私は顔を曇らせた。
確かに、自分が思う通りの庭づくりをするのはこの仕事に就いてからの夢だし、その家に自分が住めるとなれば、それ以上の願ったり叶ったりは多分ない。希望通りの庭を自分で作って、管理も出来るのなら尚のこといい。
しかし、それに結婚が絡むとなるとどうだろう。本当のところ、結婚なんてまだ先でいいと思ってるし、どうせするなら同業者の方が何かと便利で、大変さも分かってもらえていいかな、と思ってたんだけど……。
(うーん…)
そりゃ今は、彼氏とかいないからお見合いしても問題はない。
仲のいい男性は何人かいるけど、全員仕事絡みで、色恋沙汰とは全く関係もない感じだしな__。
気を取り直したように太鼓判を押す彼女を見つめ、ポカンと大きな口が開いた。
「お見合いしなさい!直ぐにでも!」
絶対に逃したら駄目だと言い張る彼女は、自分があと二十歳若かったら…と残念がってる。
「ほら、桂くんもあー言ってるし、会うだけ会ってみればどうだい?」
私にその気があれば彼にはいつでも連絡可能だよ…と言う社長に、私は顔を曇らせた。
確かに、自分が思う通りの庭づくりをするのはこの仕事に就いてからの夢だし、その家に自分が住めるとなれば、それ以上の願ったり叶ったりは多分ない。希望通りの庭を自分で作って、管理も出来るのなら尚のこといい。
しかし、それに結婚が絡むとなるとどうだろう。本当のところ、結婚なんてまだ先でいいと思ってるし、どうせするなら同業者の方が何かと便利で、大変さも分かってもらえていいかな、と思ってたんだけど……。
(うーん…)
そりゃ今は、彼氏とかいないからお見合いしても問題はない。
仲のいい男性は何人かいるけど、全員仕事絡みで、色恋沙汰とは全く関係もない感じだしな__。