旦那サマとは打算結婚のはずでしたが。
「ん?」
返事をする旦那様を見たら、なんだか急に話したくなくなった。
彼の知らないうちにこっそりと庭を作り変え、出来上がってから見せた方がいいのかも…と変な悪戯心が湧いてしまった。
「ううん、何でもないの」
気にしないで、と言うと朝食を食べ始める。
職場へ行ったらあの同僚に声をかけ、自分ん家の庭づくりについてお願いがあると相談を持ちかけ、手伝ってもらわなきゃ…と予定を立てる。
(庭が素敵になったら、皆藤さん、喜んでくれるかな)
彼の祖父母が大事にしていた庭だもんね…と内心ほくそ笑むが、そんな胸の内を彼は全く知る由もない__。
(あの香りについて彼が何も言わないのなら、私だって同じように内緒事を作るもん。
別に悪いことをする訳でもないし、問い詰められて困ることなんて何もないから)
あのゴールドカードを使ってやる…と頭に思い浮かべる。
多分それでも贅沢には使えないと思うけど、それなりに必要なものは、あれから出させて貰おう…と目論んだ。
そして、朝食を済ませてハイスピードで職場へ向かった私は___
返事をする旦那様を見たら、なんだか急に話したくなくなった。
彼の知らないうちにこっそりと庭を作り変え、出来上がってから見せた方がいいのかも…と変な悪戯心が湧いてしまった。
「ううん、何でもないの」
気にしないで、と言うと朝食を食べ始める。
職場へ行ったらあの同僚に声をかけ、自分ん家の庭づくりについてお願いがあると相談を持ちかけ、手伝ってもらわなきゃ…と予定を立てる。
(庭が素敵になったら、皆藤さん、喜んでくれるかな)
彼の祖父母が大事にしていた庭だもんね…と内心ほくそ笑むが、そんな胸の内を彼は全く知る由もない__。
(あの香りについて彼が何も言わないのなら、私だって同じように内緒事を作るもん。
別に悪いことをする訳でもないし、問い詰められて困ることなんて何もないから)
あのゴールドカードを使ってやる…と頭に思い浮かべる。
多分それでも贅沢には使えないと思うけど、それなりに必要なものは、あれから出させて貰おう…と目論んだ。
そして、朝食を済ませてハイスピードで職場へ向かった私は___