涙のち、銃声


みんなの幸せを、私が奪ってしまったと強く感じていた。


そしてこの日以来、もう二度と笑うことが出来なくなってしまった。


お通夜も、お葬式も。
火葬場での最後の別れも、


“笑”と正反対の感情が体中を流れ、
ずっとお父ちゃんの裾を握っていた。














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