涙のち、銃声


―――――― 


「なぁゴロー。」


「はい。」


「ヒロコは天国で、俺は地獄だから、
もう会えないのかな。」


「姉御の事だから、俺達のこと叱りに地獄まで降りてきてくれますよ。」


「ガハハ・・・・そうか・・
・・・・そうだな・・。」


「向こうに行っても・・・
また雇ってくださいね。」


「おお・・・。
そん時はお前が社長で、俺は取締役だ。」


「小せぇ会社のくせして何が取締役ですか・・。」


「ガハハ・・・。」


「・・・・・・・おやっさん・・・。
今までお世話になりました。」


「こちらこそ・・世話になった。」


「すぐ追っかけますから。」


「・・・ああ・・・・。」


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