家の花屋を純粋に守りたい主人公。だけど、想いだけではどうすることもできず、経営は傾きつつある。
それでも諦めきれず、閉店ということが頭を過ぎってはその考えを頭の隅に追いやって一つ一つ丁寧に仕事をする彼女。そして、そんな彼女の店にいつも花を買いに来てくれる人。ただのお客さんと思っていた彼との距離が近づくことでその関係は変わっていき――…
二人の想いがとても純粋だからこそ、身勝手な独りよがりな想いをぶつけてくる人がとても悪く見えました。それほど多くないページ数で二人の想いと関係を重点的に置き、進めていくストーリーがとてもマッチしていて、すごく読みやすかったです。