雨の日の恋
あの日から、キミが俺のすべてだった。
だから、何でもわかっていた気がした。
だけど、違かった。

『皆にお知らせがあります』

いつも通り、テレビを見ていた俺は、ましろんがいないことに気になっていた。
そして、ましろん以外の人が、深刻な顔をして話そうとしているのを見て、だいたい、想像はついた。

『キャンディーのセンターのましろんが、活動休止になりました。』

『いつ、また出るかはわかりません。なので、待っていてほしいです。』

ましろんが、活動休止?
どうして?何で言ってくれないの?
ましろんのことは何でもわかっていたつもりだった……。

『あら、この子って……最近、悠斗がテレビで見ていた子じゃない?』
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