人殺しの私

華恋side

ふと目が覚めるとさっきと同じ光景



ああ、”また”気絶しちゃったんだっけ



はあ、これからどうしようかな



神代さんに迷惑かけるわけにもいかないし、ここにいることはできないな
それに何か聞かれても私は何一つ答えられないのだから


でもあの場所には二度と戻りたくない






たとえ死んでも



ガチャ



あ、デジャブだ
神代さんかな?



なんて私が思っていると

ドアから入ってきたのは                         知らない男の人だった


暗くて顔は良く見えないけれど男というだけで尋常じゃないくらい震える私の体
情けないけどこの震えを一人で止めることはできない



だめ だめなの まだ怖いの

お願いだからちかづかないで

こっちに来ないで..!


もうあんな恐怖は味わいたくないの









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