人殺しの私
コンコン


「はい」




そう私が答えると




「入るよー」


と言ってドアから入ってきたのは神代さんと御影とか言ったあの男の人だった
彼らは部屋に入り私とは少し距離をとってくれた




「おはよー。ぐっすり眠れた?」



神代さんのその質問に




コクン





とうなずくだけの私





無愛想、なんて思うかもしれない



でもやっぱりまだ少しは怖い




完全に恐怖が消えたわけじゃないんだそんな私に嫌な顔一つせず、神代さんは



「それならよかった、少し話したいことがあるからこっちに来れる?」


といった


コクンとうなずく私を見て神代さんは自分のほうへ手招きした




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