人殺しの私
私はベッドから降り、ドアのほうへ向かった










これから起こる何かに胸に期待をのせて私は部屋を出て神代さんの後についていった




部屋を出て初めて気づいたが、どうやらここはマンションのようだ

部屋のつくり的にきっとそうだろう




「さあここに座って」




そう促された部屋はリビングだった



家具自体は少ないが統一感のあるこの部屋は私の好みだ




そんなことを思いながら神代さんが言ったソファーに座る




私の前には神代さん


横の椅子には御影さんが座っている






「じゃあ華恋ちゃん、改めて自己紹介するね。
僕が神代紫苑、そしてこっちが御影仁ね。」




そういい一呼吸おいた神代さん



空気が一瞬にして緊張感が走った




なんだろう、これから何を話されるんだろう





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