人殺しの私
「御影組は正統派の組なんだ、こっちの世界でいいも悪いもないかもしれないけど、それでも僕らは御影組に誇りを持っているんだ」


「仁が御影組の若頭で、僕がその補佐をしているんだ」




そう説明を付け足す神代さん



私は終始無言のままだった





正直なんて返せばいいかわからなかった





御影組ならきっと私が今までいたあの場所のことも知っているだろう

私もずっと裏の世界で生きていたんだから





だから私の情報が彼らにばれたらきっと、いや絶対にそれはあいつの耳にも届く



それだけは阻止しなきゃ.....
もしばれたら私だけでは済まされない
彼らもきっと始末されてしまう





そう思ったら私は何も言えなくなっていしまった






そっちのほうが余計不審がられてしまうのに.....!
でも私の情報は流せない......
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