人殺しの私
そんなことを考えていると
部屋に入ってきた男が
「僕は殴ったりしないよ。
君は昨日の夜、道の真ん中で君が倒れているのを僕が見つけたんだよ。あんな夜中に倒れている女の子は放っておけないからね」
と、そのきれいな顔で微笑みながらそう言った
え?
たす、けた?
私を?
この人が、、、私を助けてくれたの?
あんな夜中にいた見知らぬ女の子を?
なぜ?
一瞬心が揺らいだ気がした
気がした、それだけだ