絆 ～私は必要ですか?～ 【完】
食事をしながらいろんな話をした。

その中で俺が一番聞きたかったこと!

「三浦さんは今 付き合ってる人はいるのか？」

彼女は頬を赤らめながら、左右に首をふり
「い、いません。いません。」
その言葉に安心した俺。

「じゃあ また食事に誘っても大丈夫かな？」

「えっ？! 私ですか？」

「そう。三浦さんを誘ってる。」

「いえいえ。私なんか誘わなくても、
九条さんなら もっと素敵な人が一緒してくれますよ。
っていうか 私と一緒にいて誤解される方がおみえになるんじゃないんですか？大丈夫ですか？」

今まで適当に 後腐れない女との付き合いはあったが、本気になれるような女いなかった。初めて一目惚れした目の前の女を一生懸命口説いてるんだけどなぁ

「そういう相手がいるなら 食事に誘ったりしない。
俺は君のことが好きなんだ。
初めて会ったあのパーティーの時に一目惚れをしたんだ。こんなこと初めてでどうしていいのかわからないから もう一度会ってみたくて 誠に頼んでここにきてもらったんだ。」

信じられないという顔で俺を見たまま微動だにしない彼女。

「三浦さん。俺と付き合ってほしい。
俺の彼女になってくれないか？」
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