絆 ~私は必要ですか?~ 【完】
九条さんは私の涙を拭いながら、
「柚希」
と声をかけてくれるが………
名前を呼ばれるとドキッとする。
さっきから名前で呼ばれるたびに心臓が鷲掴みされたみたいにギュッとなって胸がくるしい感じがする。
「柚希」
もう一度呼ばれて 九条さんを見る。
すると、
「柚希のこの涙はイヤな涙?」
イヤ?………違う。嬉しい涙だ。
だから、首を左右に振ってイヤじゃないよと伝える。
「じゃあ 嬉しい涙?」
まだ涙が止まらない私は何も言えずに首を縦に振る。
好きだから………九条さんも気持ちを話してくれたんだから、私も正直に気持ちを伝えなきゃいけない。
「九条さんの気持ちを聞けて、すごく嬉しいです。 ありがとうございます。
私………私も九条さんの事が好きです。」
気持ちを伝えると 九条さんは私をさらに抱き締めてくれた。
「柚希」
と声をかけてくれるが………
名前を呼ばれるとドキッとする。
さっきから名前で呼ばれるたびに心臓が鷲掴みされたみたいにギュッとなって胸がくるしい感じがする。
「柚希」
もう一度呼ばれて 九条さんを見る。
すると、
「柚希のこの涙はイヤな涙?」
イヤ?………違う。嬉しい涙だ。
だから、首を左右に振ってイヤじゃないよと伝える。
「じゃあ 嬉しい涙?」
まだ涙が止まらない私は何も言えずに首を縦に振る。
好きだから………九条さんも気持ちを話してくれたんだから、私も正直に気持ちを伝えなきゃいけない。
「九条さんの気持ちを聞けて、すごく嬉しいです。 ありがとうございます。
私………私も九条さんの事が好きです。」
気持ちを伝えると 九条さんは私をさらに抱き締めてくれた。