絆 ~私は必要ですか?~ 【完】
この女は確か柚希より年が少し上だったよな?どうしてこうも話が通じないのか………
俺はこの女を無視し直接玉井社長と話す事にした。
「今回の事は絶対に許せません。
貴方が父の友人でも関係ない!
俺の大切な人が怪我を負わされたんです。当然ですよね。」
「本当に申し訳ない。
今回の医療費は私共で払わせてもらいたい。」
「そんなのは当然です。
でも命に対してはどう償うんですか?」
俺の言葉に玉井さんは意味が解らない顔をして聞いてきた。
「命?禅君 命とは何のことなんだい?」
「………………柚希の………お腹に………俺達の子供がいました。」
「子供?」
「………はい。柚希は妊娠していたんです。
今日 突き落とされた時に体を強く打ちつけ その影響で流産してしまいました。
その責任はどう取るおつもりですか?
まだこの世に出て来てなくても 人の命には変わりないんだ!
少なくとも俺にとっては大切な命なんだよ!」
俺の言葉に玉井社長は黙ってしまった。
俺の両親もビックリしていたが………
「禅。今の話は本当か?」
「ああ。柚希のご両親が医師からしっかりと説明を受けている。それ聞いた時 ちゃんと結婚する前で、ご両親には申し訳なかったけど俺はすごく嬉しかった………んだ。」
俺はこの女を無視し直接玉井社長と話す事にした。
「今回の事は絶対に許せません。
貴方が父の友人でも関係ない!
俺の大切な人が怪我を負わされたんです。当然ですよね。」
「本当に申し訳ない。
今回の医療費は私共で払わせてもらいたい。」
「そんなのは当然です。
でも命に対してはどう償うんですか?」
俺の言葉に玉井さんは意味が解らない顔をして聞いてきた。
「命?禅君 命とは何のことなんだい?」
「………………柚希の………お腹に………俺達の子供がいました。」
「子供?」
「………はい。柚希は妊娠していたんです。
今日 突き落とされた時に体を強く打ちつけ その影響で流産してしまいました。
その責任はどう取るおつもりですか?
まだこの世に出て来てなくても 人の命には変わりないんだ!
少なくとも俺にとっては大切な命なんだよ!」
俺の言葉に玉井社長は黙ってしまった。
俺の両親もビックリしていたが………
「禅。今の話は本当か?」
「ああ。柚希のご両親が医師からしっかりと説明を受けている。それ聞いた時 ちゃんと結婚する前で、ご両親には申し訳なかったけど俺はすごく嬉しかった………んだ。」