絆 ~私は必要ですか?~ 【完】
3日間病院で過ごし、柚希は退院した。
体の方は落ち着いてきているが、心の傷は3日で癒えることはない。 目が合えば笑顔を向けてくれるが、それ以外はどこを見るわけでもなくボーっとしている。
当然だよな。柚希のお腹の中にいたはずの子がいなくなったんだから。
少しずつ元気になってくれれば良いと思う。
柚希は仕事に行くまでの間 俺のマンションで過ごさせることにした。最初は大丈夫だと言ったが、俺が心配で強引に言うことを聞かせた。
退院したのが木曜日だったから俺は日曜日まで休む事にした。秘書には文句を言われたが何とか調整してくれた。
柚希とゆっくり過ごし月曜日から出社するが 柚希が心配でなかなかマンションを出ることが出来ず柚希に怒られた。
「禅さんは会社の専務なんですよ!
従業員のお手本になるように仕事してください。
ちゃんとここで ゆっくり過ごしてますから。」
なるべく早く帰ると伝え、何かあれば、すぐ連絡することも約束をさせ俺は渋々会社に向かう………という毎日を繰り返し、あっという間に一週間が過ぎた。
家で柚希が待っていてくれると思うと仕事も頑張れるし、なんだか幸せを感じる。
体の方は落ち着いてきているが、心の傷は3日で癒えることはない。 目が合えば笑顔を向けてくれるが、それ以外はどこを見るわけでもなくボーっとしている。
当然だよな。柚希のお腹の中にいたはずの子がいなくなったんだから。
少しずつ元気になってくれれば良いと思う。
柚希は仕事に行くまでの間 俺のマンションで過ごさせることにした。最初は大丈夫だと言ったが、俺が心配で強引に言うことを聞かせた。
退院したのが木曜日だったから俺は日曜日まで休む事にした。秘書には文句を言われたが何とか調整してくれた。
柚希とゆっくり過ごし月曜日から出社するが 柚希が心配でなかなかマンションを出ることが出来ず柚希に怒られた。
「禅さんは会社の専務なんですよ!
従業員のお手本になるように仕事してください。
ちゃんとここで ゆっくり過ごしてますから。」
なるべく早く帰ると伝え、何かあれば、すぐ連絡することも約束をさせ俺は渋々会社に向かう………という毎日を繰り返し、あっという間に一週間が過ぎた。
家で柚希が待っていてくれると思うと仕事も頑張れるし、なんだか幸せを感じる。