絆 ~私は必要ですか?~ 【完】
過去 私達の崩壊
禅さんと結婚して 一年後に登和が産まれ、その五年後には一華が産まれた。そして 一華が産まれたのを期に禅さんの実家に引っ越し、ご両親と同居を始め私達はとても幸せな日々をすごしていた。
禅さんは私のことはもちろん、登和のことも 一華のことも愛してくれた。
そんな幸せな日々が崩れ始めたのは 登和が22歳。一華が17歳の時。
結婚するまで仕事でお世話になっていた 長谷川住建の創立記念パーティーがあり出席するため準備をしていた。
そこに禅さんの秘書をしている 間宮香織(まみや かおり)さんから連絡が入った。
「奥様 お久しぶりです。社長秘書の間宮香織です。」
「間宮さん。お久しぶりです。主人がいつもお世話になっています。主人に何かありましたか?」
普段連絡は禅さんと直接していて彼女とはめったに話すことはないから不思議に思っていた。
「はい。今夜のパーティーなんですが、急遽 社長のみで出席される事になりまして………」
禅さんは私のことはもちろん、登和のことも 一華のことも愛してくれた。
そんな幸せな日々が崩れ始めたのは 登和が22歳。一華が17歳の時。
結婚するまで仕事でお世話になっていた 長谷川住建の創立記念パーティーがあり出席するため準備をしていた。
そこに禅さんの秘書をしている 間宮香織(まみや かおり)さんから連絡が入った。
「奥様 お久しぶりです。社長秘書の間宮香織です。」
「間宮さん。お久しぶりです。主人がいつもお世話になっています。主人に何かありましたか?」
普段連絡は禅さんと直接していて彼女とはめったに話すことはないから不思議に思っていた。
「はい。今夜のパーティーなんですが、急遽 社長のみで出席される事になりまして………」