絆 ~私は必要ですか?~ 【完】
パーティー会場に到着し、緊張している私を見て専務は笑いながら、

「大丈夫だから(笑)俺の側で笑ってるだけで良いからね」

「は、はい。頑張ります。」

「頑張らなくて良いから、楽しんで(笑)」

う~~~(泣)なんか専務は私を見て楽しんでるし~こうなったらとことん楽しんでやる~

と開き直り、専務について挨拶回りをしていると

「おいおい 結婚したばかりのやつが嫁さん以外の女とパーティーに同行って良いのかぁ~」

声の方を向くと…とても凛々しいイケメンさんがこっちに向かって歩いてきていた。

これが禅さんとの初めての出会いだった。
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