絆 ~私は必要ですか?~ 【完】
「間宮。柚希が俺と会食やパーティーに一緒に行くのがイヤだから代わりに………っていうのも嘘なのか?」
「はい。嘘をつきました。申し訳ありません。
どうしても 社長の奥さんになりたかった。奥様みたいに働かずに優雅な生活をしてみたかったんです。」
結局 間宮は社長夫人という肩書きが目当てだったという事だ。
今まで黙って聞いていた父さんが静かに語りかける。
「間宮さんだったね。貴女の自分勝手な思いと行動で、どれだけの人が傷つき迷惑したかわかっているかい?
禅と柚希さんだけじゃないんだよ。ここにいる登和もそうだし、私達家族も迷惑したんだよ。
なによりも、今まで貴女が頑張って築いてきた信用がいっぺんに失ってしまったんだ。
………………勿体ないね。」
それを聞いて、間宮は下を向き肩を振るわせ泣き始めた。
「自分がやった事をよ~く考える事だ。
後は社長である禅に任せる。
では私はこれで失礼するよ。妻が家で待っているからね。」
そう言って父さんは帰って行った。
「はい。嘘をつきました。申し訳ありません。
どうしても 社長の奥さんになりたかった。奥様みたいに働かずに優雅な生活をしてみたかったんです。」
結局 間宮は社長夫人という肩書きが目当てだったという事だ。
今まで黙って聞いていた父さんが静かに語りかける。
「間宮さんだったね。貴女の自分勝手な思いと行動で、どれだけの人が傷つき迷惑したかわかっているかい?
禅と柚希さんだけじゃないんだよ。ここにいる登和もそうだし、私達家族も迷惑したんだよ。
なによりも、今まで貴女が頑張って築いてきた信用がいっぺんに失ってしまったんだ。
………………勿体ないね。」
それを聞いて、間宮は下を向き肩を振るわせ泣き始めた。
「自分がやった事をよ~く考える事だ。
後は社長である禅に任せる。
では私はこれで失礼するよ。妻が家で待っているからね。」
そう言って父さんは帰って行った。