初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~
「ごめんね、約束より早く来てしまって」
「いいのよ、そんなこと」
2ヶ月ほど前、いつものようにメールのやりとりをしていた私たちは
「ねえ虹子、クリスマスは日本に帰ってくるの?」
『哲翔は仕事で、クリスマスは会えないらしいの。年末は休みが取れるって言うから、年越しは一緒にイギリスで過ごせそうなんだけれど』
「へー、イギリスのクリスマスなんてきっと素敵だろうに、もったいないわねえ」
『そうなのよねえ。でも仕方ないわ。そうだ未来、よかったら来ない?』
「え?私?」
『哲翔が来るのは12月30日だし、私は23日まで学校だから、少なくとも1週間は2人で遊べるわよ。お正月も未来さえ嫌でなかったら、一緒に過ごしたいし』
『ふーん、イギリスのクリスマスねえ』
確かに素敵かも。
『チケットの手配しようか?』
「いいわよ、自分でできるし」
『じゃあ、決まりね』
ほぼ虹子に押し切られた形で、初めての海外旅行が決まってしまった。
「いいのよ、そんなこと」
2ヶ月ほど前、いつものようにメールのやりとりをしていた私たちは
「ねえ虹子、クリスマスは日本に帰ってくるの?」
『哲翔は仕事で、クリスマスは会えないらしいの。年末は休みが取れるって言うから、年越しは一緒にイギリスで過ごせそうなんだけれど』
「へー、イギリスのクリスマスなんてきっと素敵だろうに、もったいないわねえ」
『そうなのよねえ。でも仕方ないわ。そうだ未来、よかったら来ない?』
「え?私?」
『哲翔が来るのは12月30日だし、私は23日まで学校だから、少なくとも1週間は2人で遊べるわよ。お正月も未来さえ嫌でなかったら、一緒に過ごしたいし』
『ふーん、イギリスのクリスマスねえ』
確かに素敵かも。
『チケットの手配しようか?』
「いいわよ、自分でできるし」
『じゃあ、決まりね』
ほぼ虹子に押し切られた形で、初めての海外旅行が決まってしまった。