初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~
嫌いなわけは・・・ない。
あこがれ続けてきた人。
念願叶って同じ会社に入り、夢を見ているようだった。

「抱いてもいいか?」
「え?」

社長の手が私の後頭部にかかり、ゆっくりと引き寄せられていく。

チュッ。
リップ音をたてて一端離れていった社長。

「大丈夫か?」
「何が?」
「体、辛いんだろう?」
ああ、2日酔い。

「俺、途中で止める自信がないぞ」
えええ・・・

< 120 / 233 >

この作品をシェア

pagetop