初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~
「う、ううぅ・・・苦しい」
「大丈夫か?」
「息が、できません」
クスッ。
笑ってる。

フン。
すねて顔を背けると、今度は首元を攻撃し始める社長。

「ん、んん。くすぐったいです、社長」
「社長は止めろ。龍之介でいい」

お互いの体温と匂いを感じながら、私は初めて男の人に愛された
うれしかったり、恥ずかしかったり、ちょっぴり痛かったり、
でもとっても幸せ。
「龍之介、龍之介」と繰り返しながら、最終的に私は気を失った。
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