初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~
「未来、嫌いでもそれだけは食べなさい。原因をつくっておいて言うのも何だけれど、君の体は弱ってるんだ。無理してでも食べないといけない」
「でも・・・」
苦手なのよねえ。
「食べなさい」
ピシャリと言われ、渋々スプーンを運ぶ。

ゆっくりと時間を掛けて、私はスープを飲みきった。

「ごちそうさまでした」
「はい。お粗末様でした」
< 126 / 233 >

この作品をシェア

pagetop