初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~
「でも、さすがに辞表を残して姿を消されたとしたときは焦った」
「はあ」
「家出にしても、イギリスはやり過ぎ」
「すみません」
「辞表も破り捨てたから、1週間の無断欠勤ってことになってる」
「無断欠勤?」
「仕方がないだろう。春樹は怒ってるけれど、自分で言い訳しなさい」
いや、そんなああ・・・
「未来、君がそんなに結婚したくないなら無理強いをする気はない。でも、僕の将来の伴侶は未来だよ。その気持ちに変わりはない」
「でも、玲奈と結婚しないと会社を辞めることになるんでしょ」
「辞めはしないさ。ただ、約束だからしばらくは親父の秘書をするよ。会社の方は春樹と未来で頼む。俺も時々は顔を出すから」
随分と考えたことなんだろう、龍之介の表情には決意が感じられた。
「今まで通りでいられるの?」
「ああ」
「ありがとう」
ギュッと、龍之介に抱きついた。
「はあ」
「家出にしても、イギリスはやり過ぎ」
「すみません」
「辞表も破り捨てたから、1週間の無断欠勤ってことになってる」
「無断欠勤?」
「仕方がないだろう。春樹は怒ってるけれど、自分で言い訳しなさい」
いや、そんなああ・・・
「未来、君がそんなに結婚したくないなら無理強いをする気はない。でも、僕の将来の伴侶は未来だよ。その気持ちに変わりはない」
「でも、玲奈と結婚しないと会社を辞めることになるんでしょ」
「辞めはしないさ。ただ、約束だからしばらくは親父の秘書をするよ。会社の方は春樹と未来で頼む。俺も時々は顔を出すから」
随分と考えたことなんだろう、龍之介の表情には決意が感じられた。
「今まで通りでいられるの?」
「ああ」
「ありがとう」
ギュッと、龍之介に抱きついた。