初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~
「ただいま」
玄関からかけた祐介くんの声に
「お帰りなさい」
部屋の中から返事が返ってきた。
バタバタと足音を立てて駆けてきたのは
「あれ?未来も一緒なの?」
不思議そうな顔をした玲奈だった。
「ごめん。コンビニで会ってついて来ちゃった」
ペコンと頭を下げる。
「はい、頼まれたもの」
「ありがとう、祐介」
うれしそうにコンビニの袋を受け取る玲奈。
「お茶入れるけど、飲む?」
かわいらしいエプロンを着け、ちょっと膨らんだお腹をなでながら私を見ている。
「うん。ありがとう」
あー、本当に。
あの天敵だった玲奈にお茶お入れてもらう日が来るとはねえ。
人生って何が起こるかわからない。
「何をしてるの?未来、どうぞ」
1人で勝手に思いを巡らせていた私を、リビングの方から呼ぶ声。
「はーい」
私はリビングへと入り、並んで座る祐介くんと玲奈の向かいに腰を下ろした。
上島玲奈。
同い年の25歳。
2年前御影設計事務所に入社した同期。
当時の玲奈はTHEお嬢様で、龍之介のことを婚約者だと言って追いかけていた。
当然、龍之介の側にいる私のことが気に入らなくて子供じみた嫌がらせをたくさんされた。
絶対に友達にはなれない人だと思っていたんだけれど・・・
玄関からかけた祐介くんの声に
「お帰りなさい」
部屋の中から返事が返ってきた。
バタバタと足音を立てて駆けてきたのは
「あれ?未来も一緒なの?」
不思議そうな顔をした玲奈だった。
「ごめん。コンビニで会ってついて来ちゃった」
ペコンと頭を下げる。
「はい、頼まれたもの」
「ありがとう、祐介」
うれしそうにコンビニの袋を受け取る玲奈。
「お茶入れるけど、飲む?」
かわいらしいエプロンを着け、ちょっと膨らんだお腹をなでながら私を見ている。
「うん。ありがとう」
あー、本当に。
あの天敵だった玲奈にお茶お入れてもらう日が来るとはねえ。
人生って何が起こるかわからない。
「何をしてるの?未来、どうぞ」
1人で勝手に思いを巡らせていた私を、リビングの方から呼ぶ声。
「はーい」
私はリビングへと入り、並んで座る祐介くんと玲奈の向かいに腰を下ろした。
上島玲奈。
同い年の25歳。
2年前御影設計事務所に入社した同期。
当時の玲奈はTHEお嬢様で、龍之介のことを婚約者だと言って追いかけていた。
当然、龍之介の側にいる私のことが気に入らなくて子供じみた嫌がらせをたくさんされた。
絶対に友達にはなれない人だと思っていたんだけれど・・・