初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~
「龍之介、待って」
樹里ちゃんのことだって、まだ報告しないといけないことがあるのに。
「待たないよ。さんざん心配させられたんだ、今さら待つ気はない」
きっぱりという声が、少し怖い。
口づけはだんだんと深くなり、いつもとは違う激しさに、私の息も上がってくる。
お願い待って。息が苦しくて・・・
ドンドンと龍之介の背中を叩くと、やっと解放された。
「あのね、樹里ちゃんのことで話があるの」
早く伝えないとと、早口になった。
「知ってる。母さんからも電話があったし、樹里も謝ってきた」
そうなんだ。良かった。
キャッ。
龍之介が私を抱き上げた。
「ちょ、ちょっと龍之介。待って」
「だから、待たないって。何度言わせるんだ」
そのまま寝室のベットにおろされてしまった。
「理由はどうあれ、すごくすごく心配したんだ。だから、今は黙って俺だけを見てろ」
そんな、理不尽な・・・
黙ってしまった私の反応を了解と受け取ったかのように、責め立てる龍之介。
「あ、ああぁ」
我慢していた声も抑えられなくなって、悲鳴に近くなっていく。
「手加減なんてしてやらない。お前が誰のものか教えてやるよ」
龍之介って、こんな人だっけ?
最近は優しいところしか見てなかったから。
「お願いもう・・・」
日付が変る頃になって、さすがに音を上げた私が訴えても、
「そんなことを言えるうちは大丈夫」
と取り合ってはくれなかった。
樹里ちゃんのことだって、まだ報告しないといけないことがあるのに。
「待たないよ。さんざん心配させられたんだ、今さら待つ気はない」
きっぱりという声が、少し怖い。
口づけはだんだんと深くなり、いつもとは違う激しさに、私の息も上がってくる。
お願い待って。息が苦しくて・・・
ドンドンと龍之介の背中を叩くと、やっと解放された。
「あのね、樹里ちゃんのことで話があるの」
早く伝えないとと、早口になった。
「知ってる。母さんからも電話があったし、樹里も謝ってきた」
そうなんだ。良かった。
キャッ。
龍之介が私を抱き上げた。
「ちょ、ちょっと龍之介。待って」
「だから、待たないって。何度言わせるんだ」
そのまま寝室のベットにおろされてしまった。
「理由はどうあれ、すごくすごく心配したんだ。だから、今は黙って俺だけを見てろ」
そんな、理不尽な・・・
黙ってしまった私の反応を了解と受け取ったかのように、責め立てる龍之介。
「あ、ああぁ」
我慢していた声も抑えられなくなって、悲鳴に近くなっていく。
「手加減なんてしてやらない。お前が誰のものか教えてやるよ」
龍之介って、こんな人だっけ?
最近は優しいところしか見てなかったから。
「お願いもう・・・」
日付が変る頃になって、さすがに音を上げた私が訴えても、
「そんなことを言えるうちは大丈夫」
と取り合ってはくれなかった。