初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~
あーあ、出勤初日から敵を作ってしまった。
こんなはずじゃあなかったのに。
「随分不機嫌そうだな」
駅前でたまたま拾ったタクシーに2人で乗り込み自宅へ向かう途中、社長が私の顔をのぞき込んだ。
「誰のせいだと思ってるんですか。おかげで明日から目の敵にされます」
「気にしないだろう?」
「まあ」
確かに、あの子がいくら絡んできても気にしない。
私は私の仕事をするだけ。
でもねえ、
「自分が逃げ出すために人を利用しないでください」
「ああ、悪い」
ったく。
「これで、バイトの件は帳消しですね」
「今のところはな」
こんなはずじゃあなかったのに。
「随分不機嫌そうだな」
駅前でたまたま拾ったタクシーに2人で乗り込み自宅へ向かう途中、社長が私の顔をのぞき込んだ。
「誰のせいだと思ってるんですか。おかげで明日から目の敵にされます」
「気にしないだろう?」
「まあ」
確かに、あの子がいくら絡んできても気にしない。
私は私の仕事をするだけ。
でもねえ、
「自分が逃げ出すために人を利用しないでください」
「ああ、悪い」
ったく。
「これで、バイトの件は帳消しですね」
「今のところはな」