初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~
「これで送ってはやれないから、眠くなったらゲストルームで寝てくれよ。まさか『家うるさくて外泊はできません』とか言うなよ』
いいなと念を押し、社長はビールを口にした。
「うーん、うまい」
ほんと、美味しそう。
「で、何で夜のバイトなんてしてるんだ?」
「何でって、お金がいいからですよ。我が家は貧乏で、大学に行くのも反対されたんです。だから学費を稼ぐためにいくつものバイトを掛け持ちしていました、そのうちの1つがあの店でした」
「学費ねえ」
やっぱり不思議そうな顔。
確か、社長の家ってお金持ちのはず。
お父様は有名な政治家って聞いた気がする。
きっと、私の気持ちなんて分からないんだろうなあ。
「やめろって言う彼氏はいなかったのか?」
「いませんよ」
それどころか、彼氏ができたこともない。
いいなと念を押し、社長はビールを口にした。
「うーん、うまい」
ほんと、美味しそう。
「で、何で夜のバイトなんてしてるんだ?」
「何でって、お金がいいからですよ。我が家は貧乏で、大学に行くのも反対されたんです。だから学費を稼ぐためにいくつものバイトを掛け持ちしていました、そのうちの1つがあの店でした」
「学費ねえ」
やっぱり不思議そうな顔。
確か、社長の家ってお金持ちのはず。
お父様は有名な政治家って聞いた気がする。
きっと、私の気持ちなんて分からないんだろうなあ。
「やめろって言う彼氏はいなかったのか?」
「いませんよ」
それどころか、彼氏ができたこともない。