初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~
私は小さい頃から男勝りで、男子よりも女子から人気があった。
バレンタインデーには男子よりもたくさんのチョコをもらっていたくらい。
もちろん男友達もいけれど、あくまで友達で異性としてみられたことがなかった。

「黙っていればかわいいと思うけれどなあ」
褒めているんだか貶しているんだか分からない発言。
「黙っていればが余計です」
ククク。
「そうだな」
2本目のビールを飲みながら、社長が笑ってる。
「私の貧乏話をつまみにあまり飲まないでくださいよ」
「分かってる」

最終的に缶ビールを3本開けた社長、私は途中で眠くなってゲストルームで休ませてもらうことにした。
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