初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~
朝5時。
いつもの時間に目が覚めた。
当然社長は眠っている。
顔を洗い、クリーニングから帰ってきた服に着替え、簡単に片付けをした。
しらふになってよく見ると、物が少なくて生活感のない部屋。
でも、いくつか気になるところもあって付箋のメモを書いた。
『牛乳と卵の期限切れは勝手に処分しました』
『元気がなくなった野菜とリンゴでスムージーを作りました。良かったら飲んでください』
これは冷蔵庫に。
『お借りした服は洗濯しましたので、干して帰ります』
『せっかくの観葉植物が元気なありません。時々カーテン越しのお日様を当ててあげてください』
『ビール3本は飲み過ぎです。2本までにしてください』
これはリビング。
昔、ハウスキーパーのバイトをしていたとき書いていた伝言メモ。
もちろん迷惑がられることもあったけれど、私は好きで続けていた。
社長はどう思うかしら。
「お世話になりました」
一応玄関で一礼して、私は社長の家を後にした。
いつもの時間に目が覚めた。
当然社長は眠っている。
顔を洗い、クリーニングから帰ってきた服に着替え、簡単に片付けをした。
しらふになってよく見ると、物が少なくて生活感のない部屋。
でも、いくつか気になるところもあって付箋のメモを書いた。
『牛乳と卵の期限切れは勝手に処分しました』
『元気がなくなった野菜とリンゴでスムージーを作りました。良かったら飲んでください』
これは冷蔵庫に。
『お借りした服は洗濯しましたので、干して帰ります』
『せっかくの観葉植物が元気なありません。時々カーテン越しのお日様を当ててあげてください』
『ビール3本は飲み過ぎです。2本までにしてください』
これはリビング。
昔、ハウスキーパーのバイトをしていたとき書いていた伝言メモ。
もちろん迷惑がられることもあったけれど、私は好きで続けていた。
社長はどう思うかしら。
「お世話になりました」
一応玄関で一礼して、私は社長の家を後にした。