初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~
SIDE 龍之介
「社長」
珍しく、春樹がノックもなくドアを開けた。
「どうした?」
理由は分かっていて、聞いてみた。
「三代未来の件。そのままにする気ですか?」
「ああ」
「ああって・・・」
春樹からすれば不満だろう。
ただでさえ彼女を嫌っていたから。
入社式前にクラブで会ったときから、「仕事を軽視するいい加減な女」そんなイメージが春樹の中にできあがっている。
「誰が考えても、異動か解雇が妥当でしょう」
「まあな、普通そうだよな」
「じゃあどうして」
そうしないんだと、目が訴えている。
珍しく、春樹がノックもなくドアを開けた。
「どうした?」
理由は分かっていて、聞いてみた。
「三代未来の件。そのままにする気ですか?」
「ああ」
「ああって・・・」
春樹からすれば不満だろう。
ただでさえ彼女を嫌っていたから。
入社式前にクラブで会ったときから、「仕事を軽視するいい加減な女」そんなイメージが春樹の中にできあがっている。
「誰が考えても、異動か解雇が妥当でしょう」
「まあな、普通そうだよな」
「じゃあどうして」
そうしないんだと、目が訴えている。