一途な君の溺愛
龍「……杏奈いこ」

そう言ってあたしの腕を掴んで歩き始めた龍



ここであたしに話しかける!?


めっちゃ睨まれてるんですけどー!!


どうせ 離れろブス!とか思ってるんでしょ?



ブスで悪かったね! 自覚してるし
あたしはなんの取り柄もないですよーだ!
って自分で言ってて悲しくなってきちゃった…







なんて一人で突っ込んでいたらいつのまにか教室に着いてた


ガラッ


女「「りゅーくん!おはよぉ!!」」

女「りゅ〜く〜ん!放課後あいてるぅ??」

龍「………」


おいおい!!なんか返事しろや!
せめて頷けぇぇ!
そんなあたしの願いは叶わず……

龍はそのまま自分の席に座った

あっあたしと龍はね1年生でも同じクラスだったんだけど、その時からずっと席が隣なんだよねー

不思議だよね?くじ引きで決めるのに


まあ、それは置いといて


……なんかめっちゃ睨まれてる?
なんかみんなあたしの方見てるような…




あーー!!!!!!


そういえば腕掴まれて教室に一緒に来たんだった……やばい


まだ睨まれてるー!!
デジャブだ。
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