☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。

そのとき、一月君の顔をめがけてバスケットボールが飛んで来た。


「ちっ、なんだよ?」


一月君は軽くボールを手ではじいた。


「相変わらず色恋が激しいね。一月は」


屋上にある給水機の上から、
ひとりの金髪の男の子が飛び降りた。


「おっと、貧血でグラッときちゃったな。またブルーベリーで鉄分を補給しないと」


その人は金髪が際立つほど色白な肌に、目はたれ目で、涙袋が印象的なとっても優しそうな顔のイケメンだ。


「蓮。なんで、おまえがここに?」
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