☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
学校から少し歩くと「休んでいかない?」と言って、蓮君は私を公園にあるベンチに座らせた。
「さっきは大丈夫だった?
気絶してたみたいだけど」と蓮君。
「うん。ちょっとクラッときて。貧血かな?」
「なら、これあげるよ」
蓮君はポケットからブルーベリーのチョコを取り出して渡した。
「僕も貧血持ちでね。よく倒れるんだ。このチョコ、鉄分がすごく入ってて、貧血防止にいいんだよ」
「あ、ありがとう」
優しい人だな。蓮君って。
一月君はサドな感じだから、
性格的には正反対かも。
そんなことを思いながら、私はチョコを食べた。
「あーあ、食べちゃったね」
「え?」
「実はそのチョコ、毒入りなんだ」
と蓮君は悪い笑みを見せる。