☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
「な、なんで、そんな、いきなり!?」
蓮君とは今日会ったばっかりのはずなのに。
「なんでって? 人を好きになるのに理由ってそんなに大切かな?」
「それは、そうかもだけど…」
「希望ちゃんは今、一月のことが好きなんだろ?」
図星をつかれ、体がびくりとする。
「その反応。やっぱりそうなんだね」
蓮君は一瞬、いつもの笑顔を消し、冷たい表情を浮かべる。
「一月なんかより、僕の方が絶対に希望ちゃんを幸せにできる。それだけは断言してもいい」
「でも私、いきなりそんなこと言われても…」
「大丈夫。返事は希望ちゃんの気持ちが固まり次第でいいから。僕は、いつまでだって待ってるよ」
蓮君は少し歩き「じゃあね。希望ちゃん。また明日、学校で」と言って立ち去った。