☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
一月君の言葉に、ひとりでバスケの練習をしていた今日の姿が浮かぶ。
「友達から聞いたよ。去年までバスケ部だったんでしょ。それもすっごくうまかったって。それに、今日だって…」
私が言うと「なんだ。見られてたのか…」と一月君は半笑いで言った。
「なんで辞めちゃったの? バスケ?」
私の問いかけに、一月君は口をつぐむ。
「無理に答えなくていいよ。私にしてあげられることは、きっと限られてるし。
だけどもし、私に話して、少しでも一月君の辛さを和らげてあげられるなら、私は、一月君の過去を知りたい…」
「胸糞悪くなるだけだ。希望も…」
「いいよ。それでも…」
「ほんとおまえは…」と一月君は、さらに私を抱く腕に力をこめた。
「優しすぎるよ…」