☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
また二人で学校へ登校した。
その途中、
「じゃあ、
今日の服従ゲーム。始めるか」
またいつものゲームが始まった。
「彼女のふりの次は、何をさせる気?」
私が訊く。
「今日は超簡単だよ。お昼のあとの五時間目の授業をサボって校門の前に来る。それが今日の“命令”」
「え? でも、なんでそんなこと?」
「誘拐するんだよ。俺が希望を」
「はぁ?」
「そのあとで、大事な話がある」
なに?
大事な話って?
そう訊こうと思ったけれど、一月君はそれ以上は何も言わず、
「じゃ、またあとで。今日は色々と準備があるから、昼は志芳達と食べろよ」
と言って、校舎の中へと消えた。