☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
話しかけてきたのは蓮君だった。
「実は、その…」
私は紙を見せ、蓮君に事情を話した。
「なるほど。ちょっと待ってて」
5分くらいして、
「はいこれ」
「あ、ありがと」
蓮君は保健室で代わりにの体操着を借りてきてくれた。
「返すときも僕に返せばいいよ。どうせ貧血で倒れて、保健室に行く用事ができるだろうしね」
屈託のない蓮君の天使のような笑顔。
……やっぱり蓮君は優しい。
その笑顔に、
思わず胸がキュンとしてしまう。
「それよりさ…」
蓮君は紙を取り、クシャッと握りつぶした。
「ここに書いてあった一月と付き合ってるって話。本当なの?」
「えっ、、?」
いつもニコニコしている蓮君の表情から、一瞬にして笑顔が消えた。