☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
ガタッ!
「誰だ!?」
動揺して、ものを倒してしまった。私はバレないようにその場を離れる。
……涙が止まらなくなった。
やっぱりあの二人、
付き合ってたんじゃん……。
じゃあなんだったの?
一月君が私にしてくれたキスは…?
私の心を奪ってしまった甘い言葉は…?
私に打ち明けてくれた、
一月君の辛い過去は…?
……全部、私をからかっていただけ?
私は志芳ちゃんといられない寂しさを紛らわせるための、ただの“抱き枕”だったってこと?
黒い感情はどんどん胸の中で広がり、私の心は黒一色で染まっていた。
「許さない。一月君も、志芳ちゃんも…」