☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
蓮君と教室へ戻る途中、廊下で、肩を支えられながら、ぐったりと歩く女子生徒に遭遇した。
「ひどい怪我……どうしたんですか?」
私は思わず声をかけた。
支えられている生徒は三年生で、顔があざで青っぽくはれあがり、髪はところどころ乱雑に切られていた。
「なんでもないの…」
「でも…」
「本当になんでもないから…」
その生徒とすれ違うとき、怪我をした子が、昨日、私と一月君に“付き合っている証拠を見せろ”と言ったエリさんであることに気がついた。
二人は私の少し後ろを歩いていた蓮君とすれ違う。
そのとき、
「きゃっ!」