☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
「うわぁぁあ!!」
家中をバイクでかけ、男達を容赦なくぶっ飛ばしていく。
さすが冷徹王子。
私はその間に落ちていたナイフでロープを切った。
「やろうっ!!」
男のひとりが拳銃を取り出す。
「一月君っ!!」
バンッ!! と乾いた音が響く。
銃弾はバイクにいた一月君には当たらず、冷蔵庫を貫通する。もうこの時点で一階はめちゃくちゃだ。
「やべぇ。銃にはさすがに勝てねぇわ」
一月君はバイクで私の方に近づく。
「希望! 手を!」
バイクを運転しながら、一月君は手を差しのべる。
「うんっ!」
私は一月君の手を取る。一月君は引き上げるようにして私をバイクの後ろに乗せた。
「くそっ! 逃がすか!」
男のひとりがまた発砲する。
けれど一月君は銃弾を華麗に避けて、私達はなんとか家から脱出することができた。