☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
私は一月の肩に体重をあずけた。
一月君は私の肩に手をまわし、抱き寄せる。
「でも今は、私にとって、一月君が私の居場所だよ。ずっと探してた“ただいま”って言いたくなるような帰れる場所。それをくれたのは……一月君、あなただから」
夜空を見ていた私と一月君の目線が、息を合わせたように、お互いの目に移った。
一月君の黒い瞳は、キラキラと宝石のように輝いていた。
「希望、俺と付き合え。そしていつか大人になったら…」
一月君は私のあごに手をそえ、真っ直ぐと私を見つめる。
「俺と、結婚してくれ」
一月君の告白に私の心臓はバイクのエンジンみたいに高鳴った。
「これからも俺は希望の居場所でいたい。ずっと希望の側にいたいんだ」
うれしい。
こんな甘い言葉をもらったら、ますます一月君のことが好きになってしまう。
だけど、そんな私の脳裏に、昼間の一月君と志芳ちゃんの光景が過った。