☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
「ダメよ。相手に希望の動画を握られている以上、下手に動けば指先ひとつで取り返しがつかないことになるわ。ネットの海に動画が流出すれば、もう二度と回収することは不可能よ」
志芳ちゃんが言う。
「そんな……」
「くそっ!」
一月君は机を蹴りあげる。
「ここは私達だけで解決するしかないわ。朝、希望の下駄箱に手紙を投入した人物がいるなら、きっと目撃した人間もいるはずよ」
「じゃあ、目撃者を探して、地道に聞き込みするしかないのかな?」
「そうね。
でもこの手紙、何かひっかかるのよね…」
「え? 何が?」
「例えばこの…」
志芳ちゃんが何かを言いかけたとき、
「ねぇ、だったらさ!」と愛子ちゃんが遮った。