☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
ということで、私達は蓮君に協力してもらうために、蓮君をむかえにいった。
蓮君は一月君がやめてしまったバスケ部に所属している。
バスケ部は朝のこの時間、体育館で練習をしていた。
「あっ、いた! 蓮君!」
体育館につくと、
蓮君はバスケの試合をしていた。
ものすごいスピードのドリブルで、蓮君はバスケ部員達を次々と抜いていく。
……うまい。素人目にもうますぎるくらいだ。
うちのバスケ部は全国に行くくらい強豪なのに、蓮君とバスケしていると、まるで子供扱いだ。
「しゅっ!」
軽く息を吐き、蓮君はシュートした。
ボールはきれいな放物線をえがいてゴールへ落ちる。
「きゃー!!」
「蓮君んー!!」
私達以外にも観戦しにきていた女子達が歓声をあげる。
対して一月君は気まずそうな渋い顔をしていた。
「ねぇ、一月にぃ」と志芳ちゃん。