☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
「やっぱり、私と同じクラスに犯人がいたってこと?」私が言う。
「ええ。そう言うことになるわ」
「それなら、二人目の共犯者ってのは?」と一月。
「むしろその人物がこの脅迫文を書き…」と志芳ちゃんは脅迫文を取り出す。
「全てを仕組んだ元凶だと、私はにらんでいる。
……そしてその人物は、今ここにいるわ」
志芳ちゃんの言葉に、その場にいた全員は呼吸を止め、押し黙った。
……ここにいるって?
今日一日、一緒に犯人を探した仲間の中に、事件の元凶がいたってこと?
「誰だよそれ?」と一月君。
「冗談だよね? 志芳」と愛子ちゃん。
みんな息を飲んで、志芳ちゃんの方を見る。
「白々しくも、あなたは分かっているはずよね…」
志芳ちゃんは全員の視線を集めたまま、ある人物の前で立ち止まった。