☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。

愛子ちゃんは平然とした顔で言う。


私は理解が追いつかず、頭が混乱した。


「僕が転校したあとすぐに、愛子が僕に接触してきたんだ。だから僕は愛子をこの学校での僕のペット1号にしたんだよ。


……おかけで、希望を脅す材料をいくつもそろえてきてくれた。本当、愛子には感謝してるよ」


愛子ちゃんはほめられてうれしそうに蓮君に甘える。


「なんでよ愛子。私達、親友でしょ?」
志芳ちゃんが言う。


「そう。親友。特に志芳とは中学からの付き合いだし、こんな形で裏切りたくなかった。だけどね。愛子、いいかげん、うざくなったんだ。希望と志芳のこと…」


「えっ……?」


「だって二人とも、世界一カワイイ愛子の隣にいるにはふさわしくないんだもん! 希望は地味だし、志芳は美人だけど、読書ばっかりして、男子達と全然、かかわろうとしない根暗じゃん! こんな陰キャ同盟と愛子ちゃまがこの先も付き合い続けるなんてむりむりむりぃ~! 愛子、もっと青春はキラキラで、楽しくしたいんだよぉ~!」

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