☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
恵三はナイフを取り出し、喉にかざした。
「このペットが死んじゃうからね…」
一月君は足を止めた。
「おい、何してんだよ!?」
「いいの。私は蓮様のペット。蓮様に利用されて死ねるなら本望」
恵三はまるで機械のような無表情でそう言った。
「従順だろ? 僕のペットは…」
蓮君は恵三に近づき、ナイフを手に取る。そして恵三の唇にキスをした。
「僕のためには死ねるし、僕のためなら…」とナイフを恵三のほほに滑らせる。
「こんなことだってできちゃうんだからね…」
恵三のほほからたくさんの血が流れる。恵三は無表情のままだ。
「ほら、笑えよ恵三…」
蓮君が言うと、恵三は血を流したまま、にっこりと笑った。
「洗脳したのか? 女を?」
と一月君。
蓮君は笑ったままだ。
「テメェ、女をなんだと思ってやがる?」