☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
究極の選択
蓮君と愛子ちゃん、恵三さんは家の玄関へと向かう。
「20時だ。それまでに決めるといい。もっとも僕は希望を手に入れるためなら、どんな手段でも使うつもりでいるからね…」
蓮君達がいなくなり、しばらく沈黙が流れた。
「くそっ! あのクズ!」
一月君は壁を叩いた。
「まさか愛子ちゃんが裏切ってたなんて、それに動画を共有されてるなら、下手に逆らえない…」
私が言うと、しばらく呆然としていた志芳ちゃんは立ち上がり、玄関へむかった。
「どこへ行く気だよ?」
「もう、私達の負けよ…」
いつになく弱気な声の志芳ちゃん。
「あとは二人だけの問題。だから二人で考えて、できるだけ賢明な答えを出しなさい…」
そう言い残して、志芳ちゃんは立ち去った。
どうやら志芳ちゃんも、
諦めてしまったみたいだ……。
「どうする? 希望…?」