☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
私は蓮君に渡されたワンピースを着て、約束の桜公園へ向かった。
すでに20時近く、辺りは真っ暗。公園のあかりは薄暗い不気味な街灯だけだった。
公園で蓮君はひとりで待っていた。
「やぁ、希望。来てくれたんだね」
蓮君は私に近づき、ぎゅっと抱き締めた。
「嬉しいよ。やっぱり僕らは一緒になる運命だった。いや、僕が運命を引き寄せた…」
蓮君は私のあごに手をそえ、唇を近づける。
私は黙ったまま、顔を背ける。
「僕を見ろよ!」
蓮君が叫ぶ。
「僕を見て、僕だけを。これは命令だ」
蓮君は再度、唇を近づける。
そのとき、蓮君の顔をめがけて、バスケットボールが飛んできた。