☆服従ゲーム☆俺様王子は奴隷な私を溺愛中。
蓮君に一月君が近づいた。
「おまえのは愛じゃない、執着だ。どんな理由があれ、女をモノとして扱った時点で、おまえに女を幸せにする資格はない」
一月は私の肩を抱き「行くぞ」と言って歩き出した。
私はチラリと蓮君の方を見た。
その姿が、私の中で特別な存在になっていたあの銀髪の男の子が成長した姿だと思うと、心がしめつけられるほど痛かった。
不意に涙がこぼれた。一月君はそんな私の頭を優しい手つきでなでた。
「きっとやり直せるさ。蓮は俺のライバルだろ」
一月君の言葉が蓮君に届いたのか、蓮君は声をあげて泣いた。